急激な発展により、不動産事情も徐々に変わりつつあるヤンゴンですが、2019年現在の不動産賃貸に関する基礎知識をまとめてみました。
不動産仲介手数料は家賃の1ヶ月分
タイやベトナムと違い、ミャンマーでは不動産仲介会社に家賃1ヶ月分の仲介手数料を支払うのが一般的です。石川商事もバンコクとは違って、お客様からご契約開始時に1ヶ月分の仲介手数料を頂戴しております。
家賃は1年間分前払い
ミャンマーでの賃貸契約期間は、最低1年が一般的です(サービスアパートを除く)。また、家賃は毎月の支払いではなく、契約期間の家賃総額を前払いするのが基本です。
つまり1年契約の場合は、仲介手数料を含めますと、最初に家賃の13ヶ月分の金額を準備が必要です。その代わり敷金・礼金はありません。
発電機付きの物件がおすすめ
産業レベルから生活レベルまで、まだまだインフラが十分に整ってはいないヤンゴンでは、停電が日常茶飯事。コンドミニアムをお選びになる場合は、ジェネレータ(軽油による発電機)やインバータ(バッテリーによる小型発電機)などのバックアップ電源付きの物件をお勧めします。
エレベータなしの物件も多数
家賃が1000ドル以下の物件の場合は、5階建以上のビルであっても、エレベータなしのことも珍しくありません。
プールなどの共有施設
近代的なコンドミニアムの建設が急速に進むヤンゴンですが、高級物件以外ではプール付きの物件はまだまだ少数です。
インターネット
コンドミニアムにおいては、加入手続についてはオーナーが行い、月々の料金は入居者が支払うというケースが大半ですが、物件によってはオーナーが料金を賃料に込みにしてくれることもあります。
コンドミニアムをオフィスとして使用する企業も多数
ヤンゴンでは賃貸オフィスビルの供給がまだまだ少ない状況です。また、オフィス賃料が近隣諸国に比べ高額ということもあり、コンドミニアムの一室をオフィスとして使用する企業も少なくありません。