今回は不動産情報ではなく、レジャー情報をお届けしたいと思います。
せっかくのバンコク駐在ということで、タイ国内をいろいろと旅行されている方も多いと思いますが、日帰りで行けるような観光地は全部行ってしまった、という方に意外におすすめなのが、ピマーイのクメール寺院遺跡です。
ピマーイはナコン・ラーチャシーマー県にあり、バンコクからは車で4時間ほど。
道中でお約束のチョークチャイ牧場に寄ってステーキやハンバーガーを食べたり、ワイン・ファームのPBバレーなどに寄ったりするのも楽しいでしょう。
ピマーイの寺院遺跡は、クメール王朝がインドシナ半島の覇者であった11世紀頃につくられました。
ブリーラム県のパノムルン遺跡、タイ−カンボジア国境のカオプラウィハーン遺跡と並び、タイ3大クメール遺跡のひとつに数えられています。
ちなみに、タイ民族の初めての独立王朝といわれるスコータイ王朝ができたのは、これより後の13世紀頃のことです。
ピマーイ遺跡公園へ
ピマーイ遺跡公園に到着しました。
遺跡公園の向かいは、予想に反して商店街となっています。
セブンイレブンや食堂などもあり、なんだか安心感があります。
入場料は外国人100バーツ、タイ人20バーツ。開園時間は7:00〜18:00。
敷地内に入ってゆくと、向こうに遺跡が見えてきて、ワクワクしてきます。
ここからが寺院です。
アンコール・ワットと同じようにナーガ橋(蛇神の橋)を渡っていきます。
俗界と天界を隔てる橋です。
橋を渡り終え、天界の奥へ向かって歩いてゆきます。
クメール様式独特のつくしんぼ型の仏塔が見えてきました。
アンコール・ワットのミニバージョンみたいな感じ、と聞いていましたが、実物を目にすると十分な迫力で、なかなか大したものです。
アンコール・ワットがクメールの本社ビルだとすると、ここは支店ビルのような感じかと勝手に想像しましたが、後で調べたところ、こちらのほうが先にできたとのことです。
どんどん中へと進んでいきます。
雰囲気のある朽ちた回廊
本堂のような建物に着きました。
これが正面です。
画像が少しボケていますが、本堂を横から見るとこのような感じ。迫力があります。
本堂の奥に何か見えてきました。
仏像でした。なんだか神秘的な雰囲気です。
本堂から外に出てみました。
本堂の裏側を見上げるとこのような感じで迫力があります。
精緻な石細工が施されたレリーフも見逃せません。
本堂の脇の塔
天界から俗界に戻りました。
遺跡から歩いてすぐのピマーイの街並みはなかなか立派で意外でした。
アンコール・ワットと違って、遺跡のすぐ裏にはカフェなどもあります。
バンコクから4時間だとちょっと日帰りは微妙ですが、遺跡の裏にPhimai Paradiseという新しめのホテルもあります。
なんと、一泊450バーツから。
エアコン、ホットシャワー、wi-fi完備。清潔です。
予約せずとも通常は問題なく泊まれるとのことです。
以上、タイ屈指のクメール遺跡といわれるピマーイ遺跡をご紹介しました。
皆さんも何もない週末にぶらりと訪れてみてはいかがでしょうか。
文:石川